ホテル暮らしは究極のミニマリズム

モノの所有をやめると自由になる

モノが溢れかえる生活からの脱却を図る
断捨離やミニマリズムの考え方が世界的な潮流になっていますよね。

デジタルツールの発達が、この流れにさらに拍車をかけています。
というか、デジタルツールがなければ、
ここまでの潮流にはならなかったのではないでしょうか。

自分の場合、もうMacbookとiPhoneとAirPodsがあれば、
他のモノは何もいらない、くらいの感性になっています。
(・・・などと言いながら、万年筆とノートは捨てられないとか、
アロマオイルがとか、まあ色々あったりはするんですが。。)

そして、不思議なことに、モノがなくなればなくなるほど、
何かを失っているというよりも、
むしろ、『自由』がどんどん広がっていく感覚があります。

必要なモノはすべてデジタル化してクラウドに置いてある。
おかげで、目の前からは余計なものがなくなり、
自分にとって本当に大切な事柄にとことん集中できる。

そして何より、モノがないと圧倒的に身軽です。
身軽なので、いつでも好きなところに自由に移動できる気がしてきます。

そして、ふと気づきました。

家って、いるの?

まさに、灯台もと暗し。
家こそ最大のいらない“モノ”なんじゃないでしょうか。

そう、ホテル暮らしにスイッチするのです。

費用のことを一旦置いておくと、
ホテル暮らしのメリットははかりしれません。

  • 毎日清潔なシーツでベッドメイキング
  • 掃除の労力不要
  • 電気光熱水道費不要、WiFi無制限
  • 24時間、電話一本で食事から爪切りまで何でも持ってきてくれる
  • プールやジムも無料
  • 場合によっては、大浴場や温泉風呂まで無料

昔の小説家さんたちは、
ホテルに缶詰になって原稿を書いていた(書かされていた?)と聞きます。
それは、ホテル暮らしによって、生活上の雑事から完全に解放され、
大切な事柄に集中できる空間だから、ということなんでしょうね。

そして、ホテル暮らしのメリットは何よりも、

  • いつでも好きな時にチェンジ(移動)できる

です。
このメリットは、家があるかぎりは絶対に得られないものです。

そう考えると、家は不要どころか、
むしろ自由な人生を阻害する、足かせのように思えてきます。

ホテル暮らしで人生の自由を拡張する!

アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが共演した
マイケル・マン監督『ヒート』という映画があります。

この中で、デ・ニーロ演じる犯罪チームのリーダーが、
何度も口にするセリフがあります。

ヤバい暮らしには身一つが一番。
いざって時は30秒フラットで高飛びできるよう、面倒な関わりを持つな。

「30秒フラットで高飛び」とは犯罪者の視点ですが、
この“自由”の感覚は一般人にもぐっと刺さります。

まさにミニマルな生活を実践しているからこそ、この“自由”が得られるわけで、
その証拠にデ・ニーロ演じる主人公が暮らす部屋には、家具が一切ありません。

ホテル暮らしは犯罪者にとってはリスキーかもしれませんが、
「30秒フラットで高飛び」のライフスタイルにもってこいです。

ホテル暮らしは贅沢が目的ではない

ホテル暮らしというと、かかる費用のこともあって、
“贅沢”という印象があるかもしれません。

しかし、目的はそこではありません。
不要なものを徹底的に削ぎ落とし、
大切な事柄に集中するミニマリズムの考え方そのものなのです。

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