人生のやり残しを棚卸しする

ダンナになって、パパになったら、ゴールなの?

可愛い奥さんをもらった。
可愛い子どもにも恵まれた。
仕事も順調だし、もはやわが人生に死角なし!

そんな風に思っていらっしゃるオヤジ族さんも多いことでしょう。

でも、本当にそうでしょうか?

思い返してください。
子どもの頃に思い描いた“将来の夢”を。
ダンナになったり、パパになったりすることを夢見ていた少年はいるでしょうか?
少なくとも私は違いましたし、そんな夢を語る仲間にも出会ったことがありません。

男の子の夢は、おおむね馬鹿で無鉄砲で非現実的です。
いわく、「社長」「野球選手」「宇宙飛行士」「大統領」「ロックスター」・・・
それが大人になるにつれ、次第に現実を知って、少年の日の夢を葬っていくのです。

ところが、女の子になると少し様子が違います。
女の子は子どもの頃から半分大人です。
当時、女の子の幾人かは、「お嫁さん」になることを将来の夢と書いていました。
そんな女の子からすると、奥さんになったり、お母さんになったりすることは、
まさに人生のゴールなのかもしれません。

一方の“元男の子”はどうでしょう?
ダンナになり、パパになり、これはこれで良かったと思いながら、
心のどこかにほろ苦い哀愁をおぼえている人が少なくないように思います。

では、“元男の子”の人生はこれで終わりなのでしょうか?

そんなことはありません。
それを決めるのは、あなたの意志次第です。

この地球を味わいつくすための計画

とはいえ、人生は有限です。
子どもの頃のような、あまりに無鉄砲な夢を追いかけても、
先にこの地上での時間が終わってしまいます。
困難はあるかもしれないけれど、
実現可能性のある夢を追いかけるべきです。

すなわち、まずは計画です。
残りの人生をかけて、何を追いかけるのか?

これを考えるにあたり、大切なことがひとつあります。
それは、ダンナやパパとしての役割は一切忘れること。

なにはどうあれ、子孫に命をつないだというその一点だけで、
哺乳類としてのあなたの役割は、もう十分果たしているじゃないですか!

ここから後は、あなた自身がこの地球を味わいつくすための絵を描きましょう。

計画策定の手順

計画を立てるといっても、漫然と空想しているだけでは、
それだけで人生が終わってしまうかもしれません。

また、計画すること自体が目的化してしまい、
ああでもない、こうでもないと、完璧な計画策定に熱中するあまり、
いつまでたっても実行に移せないようでは本末転倒です。

というわけで、まずは

「ありたい姿とはどういう状態か?」

この一点に絞って言語化するのがよいと思います。

「マインドマップ」という思考のフレームワークがありますよね。
これを活用し、ぼんやりとした想念を言語化し、
最終的に言葉で表現できる「ビジョン」に仕立て上げることが重要です。
「ビジョン」とは、毎朝その言葉を確認し、
その言葉を見るだけで心が奮い立つような魔法のメッセージです。
Appleコンピュータ社が昔かかげていた

Think Different

みたいなやつですね。

ちなみに、「マインドマップ」はその性質上、
どんどん枝葉が分かれていって、収拾がつかなくなる恐れがあります。
収拾がつかない壮大なマップを描きあげて、悦に入っているようでは意味がありません。

そこで、メンタリストDAIGO氏が提唱する、
あえて3✕3に絞ったマインドマップ術がオススメです。

《勉強法》メンタリストDaiGo「マインドマップは記憶の定着と創造力UPに一番オススメなノート法」 | MAPLOG
Daigo式やりたいことを実現するための「空白マップ」ノート術、読書ノート術などもくわしく紹介。理解促進、記憶の定着に効果があることをわかりやすく紹介しています。

最後に

小説家、稲垣足穂氏の言葉にこんなものがあります。
(わずか11文字ですが、涙ぐむくらい好きな言葉です)

地上とは思ひ出ならずや

稲垣足穂「オードヴル」

過去にやったこと、これから未来にやること、すべては等しく「思い出」になります。
とぎれなく、連綿と連なる人類の「思い出」の一角に、最高の思い出を刻み込みたいですね!

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